れんげ・カンパニーと大豆の歩み

粉挽き機

弊社と大豆が共に歩んできて今年で 77年になろうとしています。

初代社長 高田義男は熊本の郷土料理である「ご汁のお味噌汁」 を手軽にできないものかと研究に着手しました。今では熊本県のスーパーでは特に見かける「ご汁の素」ですがその先駆けは初代社長といわれています。

そのきっかけは、初代の母がどんなに仕事が忙しくとも体が弱かった初代のためにと、毎日作っていた「ご汁のお味噌汁」の味、そして母が汗をかきながら大豆をすり鉢で一生懸命擦ってる姿が忘れられず、母や、世間で頑張っている多くの女性の皆様のために、この大豆の栄養が丸ごとはいった「ご汁」を手軽に出来ないものかとの強い思いの中、研究を続けたと聞いております。

そして時代は戦争が終わり、厳しい中にも希望を込め「ご汁の素」を作るうえで大事な大豆圧ぺん機を、ゼロから夜は睡眠を削って作り、昼はリヤカーを引きながら大豆の買い付けに行っていたと聞いています。

「ご汁の素」が完成し、販売直後から反響が大きく、特に毎日台所に立つ女性の方や、地元大豆農家の方からうれしい声をいただいたと、最高の笑顔で話していたそうです。

その後この「ご汁の素」は、初代の「栄養豊富な大豆をもっと食べていただきたい!もっと 大豆の素晴らしさを伝えたい」との思いで、あますことなくご汁の素の技術をいろいろな方に教え伝えたと聞いています。

初代は私が生まれる前に他界し二代目の父から当時の写真や書物を見せてもらい大豆にたいする熱い思いのバトンを継承しました。 そのバトンをしっかりと握りしめ大豆の素晴らしさを一人一人のお客様に伝え、国産大豆の自給率向上に寄与していきたいと思います。

最後になりますが初代・二代目が常日頃いっていた「お客様に、安心して子どもに食べさせられる大豆商品を作り、適正価格でお届けする。」の教えをしっかりと守っていきたいと思います。


「ご汁のお味噌汁」とは粗挽き大豆をふんだんに入れたお味噌汁で、その食べごたえある味、そして体に良い事から熊本の郷土料理として県民に長く愛されてきました。

ご汁 ご汁の写真

 
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